彫りかけを放置できるメリット

半年ほどかかって彫り終わりました。キャンドルも作りました。

作業に時間がかかったのではなくて、途中まで彫ってデザインが思いつかずそのままにしていて、半年後になんとか完成させたということです。半年前に1時間、半年後に1時間ほどの作業です。
ですが、石けんなら、途中で投げ出してしまうと密閉して保存しても1か月以内には絶対彫らなければ硬くなってしまいますが、キャンドルは油でできているだけあって全く彫り心地は変わりません。今回はキャンドルのメリットを実感しました。私のように途中でアイデアが枯渇する場合にはいいですね。

火を消した後にたまっている蝋燭のプール。このたぷたぷしたのは見ている間に固まっていくので限られた時間のみ堪能。火を消した後の短い時間も好きな時間です。


このキャンドルの大きさは手のひらサイズです。普段使う石けんより大きいです。

この中央のくぼみはキャンドルを作ったときにできる自然なくぼみです。


キャンドルは、固まると体積が小さくなります。

溶かして型にいれて固まっていくのは型の側面からになり、中央は平にはなりません。

ですので平にする場合には、繰り返し溶けたキャンドルを注ぎ込む必要があります。

このキャンドルはくぼみを利用してみました。

昨年、私の教室では試作のキャンドルを皆さんにお配りしました。
様々な形や色のものの中にこの形があり、生徒さんが「裏から彫りたい」ということをきっかけに私も彫ってみました。私はこのキャンドルに芯を通しましたが、生徒さんはもったいないのでティーキャンドルを入れました、とのことでした。それもアイデアですね。

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