carving雅

愛用のタイ製のナイフで彫る毎日。
手づくりのキャンドルにも彫っています。
石鹸やすいかも彫る毎日と時々お弁当を紹介。
東京・荒川区

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カービングを見るということ

13年前、定期的にカービングレッスンを受けるようになった時、クラスの周りの方はもちろん私よりみなお上手で、難しい彫り方をされている方の作品を羨望の眼差しで見ていました。私はまだ次男が幼稚園生でしたので、レッスン後のお茶など一切せず飛んで帰宅していましたがレッスンの2時間は月に2度の自分の大事な時間でした。レッスン中の会話で一つで印象の残っているものがあります。私がカービングの作品の印象を述べた時に、「違いがわかるようになったというのは進歩よ」とある方に言われたのです。その時に初めてカービングを習い始めた時にはわからなかったことが見えてきていることに気づきました。カービングをされたことのない方は、「ああ、すいかだ」とか「へえ、こんなに細かいの」などと思われてご覧になられていると思います。カービングをされている方は、細かく彫り方を確認されているかと思います。見えていることが異なりますね。私は今年デッサンを習い始めたのですが、デッサンをするときに、パーツの名前につられても本当の形が見えません。「目」は白目と黒目だから、黒目は黒く塗って、と描いて、白目に影がかかっていることが認識できていませんでした。先生に指摘されて、半分ぐらい見えてきますがまだまだです。カービングも同じように、実際に彫ってみると「見えてくる」ことが増えてきます。そうすると楽しさも倍増するようです。私は、カービングも遅い遅い進歩ですので、最初から見えている方もいらっしゃいますね。これは私だけの話でした。

体験レッスン

カービングと社会とのつながり

直径25センチほどのスイカに彫りました。レッスンで同様のデザインを彫っていますが一部バラにしてみたところが自分なりの工夫です。「カービングは社会とのつながりが少ない」これは、私がカービングを一生懸命やりたいとある人に言った時に言われた言葉でした。それ以来、いつもどこかでカービングは社会とのつながりが少ないという負のレッテルを貼られたような思いがあったようです。先日、4年ほどレッスンに来てくださっている方とカービングを始めるきっかけなどじっくり話すことがあり、その際に私は「カービングは社会とのつながりが少ないから」と言いました。付け加えませんでしたが「つながりが少ないから、自分のカービングの活動も展開していない」という言い訳だったのか、自虐だったのか謙遜だったのか。このような思いが心の底にあったことは確かです。すると、その方は「そんなことはない、人とのつながりがありますよね」というようなことをおっしゃいました。私はようやくその段階で、カービングは自分にとっては「社会とのつながり」だということに気づきました。自宅やカルチャーに来てくださる方がいらっしゃる、カービングの友達がいる、お声をかけてもらえる、私にとっては十分十分社会とのつながり。事業としては今にも切れんばかりの細い糸ですが、私にとっては大切な太い糸でした。